シャルボノー爺さんの本
ま、もしかしたら、またここに帰ってくるかもしれませんので、さっさと小屋内を調査しなければなりません。

まず目についたのは、壁に貼られた地図。
カルフェオンの辺りに斧がドーンと・・・
・・・。
ベルモルンの支配を逃れても、結局根本的な恨みは解消出来ていないみたいっすね・・・

そして、小屋にある本棚には見覚えのあるタイトルの書籍がみつかったそうな。
見覚えのあるタイトル?

ん?
これって・・・ランドさんがシャルボノー別荘で

新鮮な魚が並んでいた下から見つかったと思っていたあの本。
結局見つかってはいなかったんですね?
それが、何故かここにある・・・

てことは、ジョルダインさんの目的もまた、魔女の試練って事になるんじゃないっすか?
んん?
ジョルダインさんたら・・・また何企んでるのかしら・・・?

例のブラックドラゴンが目撃されたという騒ぎも、この本を手に入れる為・・・
そこまでして手に入れようとしたこの本には、一体どんな秘密が書かれているのやら?
あ。
ランドさんその手紙はあんま見ない方が良いですよ。
何せ、フィアンセからのお手紙ですから。
そんな無粋な真似はしちゃあいけません。
そんな物を盗み見している時にジョルダインさんが帰って来たらどうするんです?
流石のジョルダインさんも大層気まずい感じになっちゃうでございましょう?

うわぁ!?
ほら!言ったこっちゃない!
え?
本?
そうそう、ジャレットさんからの手紙ではなく、本が問題ですよね?
えっと・・・「君も」って言うことは、ジョルダインさんもこの本を探していたと認めるって事ですわね。
そして、魔女の試練に興味津々な貴方は・・・何をお企みなさってるの?

