怒りのジョルダイン

一体、何についてお怒りかと思えば・・・
ランドさんと同じこと言ってるじゃないっすか。
だからぁ・・・
魔女の試練についての情報集めの一環なんですって・・・
それよりもジョルダインさん貴方、こんなところをフラフラしていて大丈夫なんですか?
この関所では、何やらセレンディア人が警戒対象になっているみたいですよ?
あれって・・・ジョルダインさんの事なんじゃないんですか?

んで、賢い闇ちゃん・・・?
あーね。
わたくしなんかよりも、ジョルダインさんの方が余程闇ちゃんと話が合いそうですわよね。
闇ちゃんも憑りつく相手を間違ってるんじゃないかと思いますよ。

つーか、貴方の足元にドリガン兵が転がっているんですけど・・・
ジョルダインさん。明らかにあなた、まーたなんかやらかしましたよね?

これにはランドさんもびっくり仰天。
まさか・・・なんておっしゃってますけど、足元にドリガン兵を転がしておいてジョルダインさんは無関係なんてありえないと思いますよ。
もう少し強く、文句の一つでも言ってやった方が良いと思います。

しかし、そんなランドさんの言葉など、この人は全く聞いてません。
まるで、足元に転がるドリガン兵の姿など、ジョルダインさんには見えていないかの様です。

そして、無視されたランドさんはランドさんで、見当違いな会話を続けるというね。

てか、大体。
変な手伝いをしている間に、その辺の本でも調べた方が早いんじゃね?
そう言う、ジョルダインさん。
ああ・・・いや、まぁ・・・そういう手もありましたか・・・ね?
しかし、そんな都合の良い本なんてその辺に置いてありますかね?
ま、一応調べてみますけど。

と、そんな事を言っている間に・・・
ほら。みっかっちゃった!
ま、これほど怪しげな連中が固まっていれば、嫌でも目立ちますわよね。

てことで、本の調査は貴様にまかせた!
我々は逃げる!
ってね。
ん?
我々?

ああね。
何故ランドさんまで逃走に巻き込まれているのか良く分かりませんけど、ジョルダインさんもああ言っている事ですし、とりあえず彼と一緒にこの場から逃げてみれば良いんじゃないですかね?

