自分の手柄
その続きは、レオマールさんご本人にお聞きしてみる事に。

ドリガン出身であるレオマールさんの家門は、ツルハシを手にドラゴンと戦った?
あらあら。
随分と豪気な一族でいらっしゃるんですね。

で、そんなレオマール家は、代々あの謎の岩とも戦ってきたそうな。
そして、その一族の宿願とも言える謎の岩をついに取り除けた!と。
・・・この私が?
いやいや、謎の岩を壊したのはドラカニアさんですけど。
依頼したのは俺だ!ですか、そうですか。
手柄はみんな貴方のものになっちゃうシステムなんですね。
ま、別に良いですけど。

てことは、武勇伝に出てきた族長って、レオマールさんのご先祖様って事かしら?
んでもって、レオマールさんまで代々、あの岩除去を目指し戦ってきたんでしょうかね?
へぇ。
そりゃ、大変なこって。
で?
長い年月をかけてやっと岩を除去出来た訳ですが・・・
何か変わりましたか?
ん?
何もない?
あら。
結局あの岩は何だったんでしょうねぇ・・・

と、ここでランドさんが突然変なことを言い出します。
「てことは、あの岩こそが、アウィナの灼熱釜だったのか!」
ん?
これって、そういう話なんですか?

となると、二番目の試練に必要(?)なアウィナの灼熱釜を壊してしまったという事になると。
・・・。
あれ?
これって、なんかヤバイことしちゃった感じですか?
次の試練が受けられない・・・の?

ならば、これからどうすれば・・・
困り果てた我々の前にレオマールさんの部下らしき人が現れました。
彼いわく、獣人族の生態学者様が、例の岩を調査する為にやってきたのだそうな。

岩調査の為にやってきたのは、アベッス生態学者様。
その方ならば、今後我々はどうするべきなのかアドバイスが頂ける・・・かも?
てか、今は学者様に頼るしかないですよね。
岩は木っ端みじんにぶっ壊してしまいましたから。

