名付け親
人々の願いを聞きつつ、とにかくイニックスを追い求めたクザカの姿が記されていた訳ですが。
オルゼカが滅びた後、人々はどうしたかというと・・・

ああね。
今度は、クザカを焼いたイニックスこそ神であると考えだしたんですね。
これこそ、オルゼカの末裔とされるバヒトラムさん方が、イニックスを信奉する理由なんですね。
なるほどねぇ。

さらに資料には、オルゼカ滅亡後の事も記録されていまして。
新たな目を開いた(新たな神を見出した)バヒット・ラ・ルコナ様は、その後どうしたのか?なんて話へと続いて行きます。

イニックスの炎を求め、冬山を目指したルコナ様。
しかし、そこにイニックスの炎は無く・・・。
イニックスを抱いたと言われている?ゴールドドラゴン(ラブレスカ)はおかしくなってしまっていたそうな。
そんなゴールドドラゴンが流した涙から、新たな生命が生まれた・・・

ゴールドドラゴンが生み出した、その新たな生命こそが「雪獣人」?!。
あら?!
さらには、ゴールドドラゴンの傷口からまた新たな生命が生まれ・・・
彼らを「アベッス」と名付けた?!
あらー。雪獣人もアベッスもルコナ様が命名したんですか!
結構、驚き。
それと。
これまで、何となく冬山に住まう獣人族をアベッスと呼ぶのかな?と考えていましたが、ここでやっとその意味が分かりましたね。
しかも、名付け親は伝説のバヒトラム、その人だったとは。

これだけではなく、ゴールドドラゴンさんは「ガーディアン」たちも生み出し・・・

例の「変異」も生み出したそうな。
つーか、ゴールドドラゴンさん。
倒れる前にこんなにも新たな存在を生み出していったなんて・・・
そりゃ、冬山地方も大騒ぎになりますわ。

さて、そんな興味深い記録をじっくり眺めていたところ、しびれを切らしたヒックスさんからこんなお言葉が。
「見た目よりも根気あるな!おまえ」
軽くディスられている様にも聞こえますけど、きっと悪気はないのでしょう。

ついで、暇を持て余し過ぎたこの方も、退屈の極みへと到達してしまっていた様です。
ピピちゃん、何時帰ってくるの?て。
あの子は、ついさっき雪獣人のボスを探しに出かけて行ったばかりですよ?
どう考えても、そんなすぐに帰ってくる訳ないじゃありませんか・・・

て!
ピピちゃん帰ってきた!!
ピピちゃん!何か見つかりましたかね?

