7人目の魔女

　ドラゴン博物館管理人ウーランさんによる展示物案内はまだ続きます。




　次の展示物は・・・一体何やら分かりませんが、六魔女のお話とあれば興味深いです。

　ここは黙って解説に耳を傾けましょう。




　この物体は、六魔女とラブレスカの戦いかなんかを描いた石板なんですかね？

　六魔女が寄ってたかってドラゴンを追い詰めていくお話ですか。


　にしても、ドラゴンの気力を削ぐとか足を止めるってのはまだしも、気道を塞ぐってのはエグイっすね。

　ま、相手は強大なドラゴンさんですから、その位しないと太刀打ち出来ないって事なんでしょう。




　んで。

　あら。噂に聞いた謎の7人目が出て来ちゃいました。


　六魔女の試練に含まれない謎の7人目は忘却の魔女エレテアさんですか。

　そう言えば、この近くにエレテアの腰ってな拠点がありましたわね。

　恐らく彼女の名から来ているんでしょう。


　でもどうして彼女は、伝説の魔女戦隊？（笑）から外されちゃっているんでしょう？

　一般的（？）には六魔女と呼ばれているみたいですし・・・

　彼女だけ特別な存在なのかしら？

　それとも・・・クビ？




　この7人の魔女とラブレスカの戦いが何時頃行われたものなのかはわかりませんが、とにかく古いお話なんでしょうね。

　で？

　魔女たちもラブレスカの死によって生み出された存在だったんでしたっけ？


　そうなると、生みの親であるラブレスカと魔女たちは戦ったという話になりますね？

　なんだか、複雑な関係性ですわね・・・




　そんな魔女たちが死んだ後、こんどは我々人類がドラゴンと戦わなくてはいけなくなったそうでして。


　魔女たちは何故死んだんですか・・・ね？

　普通に寿命かしら。

　魔女って言うからには、ビックリするほど長生きしそうな感じがしますけど。




　ここで、突如またシルバーウィロウさんが登場してきます。


　が。


　エレテアと恋に落ちた？

　まさかのラブストーリー展開っすか？




　しかし、これに激おこだったのは残りの六魔女。

　魔女とあろうものが、人間風情とふぉーりんらぶだなんて許さん！って感じなんでしょうか？

　別に良いじゃないとか思いますけど。


　それでどうなったかと言うと・・・

　六魔女は、シルバーウィロウに授けた知識を没収。

　さらには、忘却の魔女エレテアの命を奪った・・・

　えぇ・・・そこまでします？




　だから、語り継がれているのは7人ではなく、六魔女・・・

　エレテアさんは粛清された挙句、存在自体まで消されちゃった感じになっているんですねぇ・・・




　そして、最愛の（？）魔女エレテアを失ったシルバーウィロウは、願いを叶えてくれる神を探しにオルゼカへ・・・


　あら。

　ここで古代オルゼカの話が出てくるって事は、魔女VSドラゴンの話含めて相当昔のお話ですよね？


　てか、願いを叶えてくれる都合の良い神様を求めて旅立ったって・・・この後、オルゼカでのクザカ信仰のお話に続く感じですか？

　あらぁ・・・

　となると、シルバーウィロウがクザカに願い続けた事って・・・もしかして・・・