逃げてきた労働者

村の旅館は「五色花の旅館」と言うそうな。
素敵な名前の旅館ですわね。

旅館オーナーのサンシャールさんは、突然「最後の巡礼路」とかいうお話を始めたのですが・・・
そこで詐欺にあった?
誰が?
問題の爆発事故から避難して来た労働者さんの話かしら?

どうやらこの方が、鉱山から避難してきた労働者さんらしいですね。
オーディリタから逃げて・・・詐欺にあって・・・
あらぁ・・・
そう言えば、オーディリタは今だ人間を奴隷にしてる国家ですからね。
そこから逃げ出すのも大変だったろうに、その後詐欺に遭うなんて踏んだり蹴ったりもいいところでしたわね。

で。こちらもお仲間??
ああ・・・詐欺に遭ったっていうのは、望んでいない鉱山労働に連れて行かれちゃったという話なんですかね。
上手い話をされて、行ってみたら過酷な鉱山労働だった的な?
それは、それは。ご苦労なされましたねぇ。

彼らの話を聞いたランドさんは、冬山地方は何時からこんなに詐欺が増えたんだ?なんて事をおっしゃってます。
いやぁ・・・今は冬山地方にこれだけ色々な国から人が入って来ている訳ですから・・・
そうすれば、自然とヤバイ人間もその中に紛れてるって話だと思いますよ。

するとジョルダインさんは、大層物騒な香りが漂う、カルフェオンのことわざ的な話を始めました。
気づかない間に鼻を斬られちゃう人って・・・相当ボ〇ている感じだと思いますけどねぇ。
で?
これってどういう意味なんです?

え?説明は無し?
それって、ただ言ってみたかっただけなんじゃ・・・
てか、ハイデルを持ち上げたかっただけなんじゃ・・・
まあね。ジョルダインさんは、とにかくハイデルを愛していらっしゃるって事ね。

そんな
お食事券?
何をまた唐突に。
ああ・・・大変な目にあったこの労働者さん達に、お食事を振る舞って差し上げようという事なんですね。
いやはや。流石、カーンの息子。
てか、もうすぐカーンになるべき男とお呼びした方が良いのかな?
なんだか急に立派になられましたねぇ・・・

