王妃の遺品

ランドさんがバルハン王子から依頼された、マルミン王妃についての調査報告を先に済ませてしまいましょうという流れでございます。

久しぶりに帰って来たバラクスキャンプ。
冬山地方各地をぐるっと回って来た後に見ると、人の多さにびっくりします。

とりあえず、まっすぐバルハン王子のテントへと向かい、依頼完了のご報告を済ませるドラカニアさん。
すると王子からは大層辛辣なお言葉が飛び出しましたが・・・
いやいや。
ランドさんも結構頑張ったと思いますよ。
てか、ランドさん何処行っちゃったんでしょ?
一緒に報告に来ている筈なのに。
そもそも、依頼を受けたのはランドさんなんですから、彼が報告すべき事なのにねぇ・・・

とにかく、王妃の幼馴染(?)、ユズ農場のマスランさんが

それを見た王子は、すぐにガルダッカの暗号で書かれているとお気づきになった様ですが・・・
これだけか?
ん?
これだけですけど?
内容はわかりませんけど、何か重要な事でも記されているんじゃないんですか?
その文書だけじゃご不満ですか?

他に金属的なモノは無かったか?って・・・
そんなん無かったですけど?

ん?
シャハザード王が鍵を持ってない???
金属的なモノって・・・鍵の事かしら?
てか、その鍵って・・・

しかし、王子の言葉をアトイ・バラクスさんが物凄い勢いで制します。
あらぁ・・・なんやしらんですけど、アトイさんたらむっちゃ怖い顔してますよ。
王子様、何か余計な事を言いそうになったみたいっすね。
もしかして・・・王子の探す鍵って、例の黄金の鍵の事なんじゃないっすかね?
バレンシアの王権を示すって例の奴・・・
まさか、それを探しに王子は冬山へ?
・・・。
どちらにせよ、今更そんな王権の象徴である鍵を探しているなんて・・・
バルハン王子も何を企んでいるのやら。

