マンドラゴラ

　最終的に目指すべき場所は、果てしない冬の山。

　山の心臓と繋がっているという太古が眠る安息所。


　そして、そこには神をも焼き尽くす力を持つという神聖な炎、イニックスがある筈です。


　結局、全ては果てしない冬の山に繋がっているという結果となった今。

　当然我々は、冬山へと向かう事を選ぶのみです。


　で？

　冬山を目指すには、何か必要なんですか？




　マンドラゴラ？！


　ん？わたくしそんなもの持ってませんけど？

　誰か持ってるの？


　あ・・・

　もしかしてマンドラゴラって・・・魔女の試練の中で目玉や口だのをくっつけていった、例のセクシー野菜？！

　ああ！

　あれってマンドラゴラだったんすか！


　へぇ。

　いま初めて知りましたよ（笑）




　んで？

　異変をきたしているという、山の心臓をそのマンドラゴラで封印してやれば良い。と。


　はぇー。

　なんだか話が上手く転がりすぎてて怖いですわ。


　でも・・・魔女の試練を突破すると、心臓を封印可能なマンドラゴラが手に入るって・・・

　何故6魔女さん達は、後世の人の為（？）に、そんなものを用意していたんでしょう？

　うーん。


　でもま。

　今の所超ツイてる感じに話が進んでいるので、その辺の細かい事情については後回しでいいか。




　さらに、用心深いジョルダインさんが、他に注意点はあるかとご質問。




　するとマルニ様は、安息所にある物をむやみに触れてはならん！とおっしゃいました。


　ほうほう。


　・・・。


　そもそも、安息所に何が置いてあるのか知りませんが、これって変なフラグが立っちゃってません？

　気のせいだと良いんですけど・・・




　てことで、やるべき事が明確になった我々は、いよいよ果てしない冬の山に出発。




　が。

　先に山の入り口まで行ってくれって・・・


　ちょっとー、ジョルダインさん？

　まーた何か変な事企んでません？




　ああ。そういう事ね。

　子供のブラックドラゴンさんを自然に帰してあげようというお考えですか。


　ええ。ええ。

　そうなさった方が良さそうですね。




　で？

　ランドさんもジョルダインさんと一緒に行くの？


　なんだ。

　結局、冬山の入り口にはドラカニアさんが一人で先行する形になるじゃないですか。

　ま。良いですけどね。


　どうせなら、ドラカニアさんもブラックドラゴンさんとお別れしに行けばいいのに。

山の心臓

　天才マルニ様の研究によると、冬山地方での一連の騒動の陰には、闇の精霊の存在がある。

　そう告げられた我々。




　で？

　だからと言って、今後我々は何をどうすれば良いのか？

　問題はそこです。


　マルニ様も怖い事言ってないで、まともな事を言ってくださいよ。

　他に何か情報は無いんですか？




　すると、マルニ様の研究資料を眺めていたランドさんが何かに気付いた様です。




　マルニ様によると、冬山地方の木は全て根っこが繋がっている？！と。


　え？

　それってつまり・・・この辺の木は全部一本の木ってこと？

　全ての根が地下でつながってるって・・・なんだか竹みたい。

　まぁ、冬山地方全部に広がってるとなると、スケールは段違いですけど。　




　てことは、その根っこの繋がる大元みたいな木があるって話かと思いきや。


　根が繋がる先は、太古が眠る安息所。

　ドラカニアさんが最終的に目指している場所ですわね。


　そこには、山の心臓ってものがある？

　へぇ。




　山の心臓って言ってますけど、それってそういう名の大木だったりするんでしょうか？

　それとも、また別の何かかしら？


　しかし、その心臓はどうやら現在ご病気らしいですわね。




　だから、根っこの繋がる冬の木が異変をきたし、そこに宿る精霊もおかしくなっていると。


　あらぁ・・・。


　でもま、逆に考えれば、山の心臓の病気を治す事が出来れば、それら問題を取り除けるかもしれないって事ですよね？




　でも、山の心臓を治すってどうやれば良いんでしょう？

　マルニ様、何か良い方法でもあります？




　腐った部分を取り除くか・・・もしくはお休み頂けば良い。ですか。


　まあ、もっともなご意見な気は致しますが、それって言うほど簡単な事なのかしら？

科学者の自慢話

　とりあえず、助手のトリーさんが湖にぶん投げた実験試料をゲットしてきたドラカニアさん。




　てことで早速、マルニ様自慢の成果をお聞かせ願いましょうか。




　マルニ様が言うには、この冬山地方は古代王国オルゼカの次に興味深い場所なんだそうで。


　へぇ。

　ま。あくまで二番目ね。




　んで？

　オーネルで受けたストレス・・・て、一体何のお話なんでしょう？


　オーネル？

　何処かで聞いたワードだと思ったら、ノヴァさんの話の中で出て来たクローンみたいな存在の事ですよね？

　それとマルニ様に何の関係が？


　ま、良く分かりませんけど、この世の不思議な事を手広く研究なさっているって事なんでしょうね。


　ところで、マルニ様？

　話したかった自慢話は？

　今の所、要領を得ない話しかされてませんが。




　て。

　おーい！

　いきなりトップギアかよ（笑）


　急にすっごいしゃべりますね。


　てか、「さっき友達から貰った毒牙」て。

　いつの間にか、ジョルダインさんが友達にされちゃってるじゃないっすか（笑）
　



　そうした観点から考えると・・・ベルセデスちゃんを暴走（？）させている犯人は？


　え？

　マルニ様には見当がついてしまった感じですか？！


　え？え？

　誰？だれ？

　私にはマルニ様のおっしゃる事がいまいち理解出来ないので、答えが分からないんですけれども！

　


　あんた、分かるんかい！


　まーたジョルダインさんだけ、この難解な話に付いて行ってる感じですか。

　ドラカニアさんは無能ですか。そうですか。




　んで？

　犯人はダフマン（太古の混沌）って事は、つまり闇ちゃんのお仲間的な感じなんですね。


　つーか、闇ちゃんって今この世にどの位ご兄弟（？）がいらっしゃるのやら。


　それと、マルニ様も闇ちゃんにはかなり興味がお有りな様ですね。

　家の闇ちゃんで良ければ差し上げますけど？（笑）




　という訳で、ここまで話が進んだ時点で、冬山スタートを選んだドラカニアさんもめでたくレベル50到達。


　冬山スタートだと、殆ど戦わないままレベルが上がっちゃうシステムなんですねぇ。

　楽っちゃあ楽ですけど、お話に興味がない会話スキップしまくりな冒険者の方には、これはこれで面倒かもね。

不法投棄を行う助手

　どうしても、研究成果（？）の自慢話をしたい天才科学者マルニ様。


　まあ、ちょっとだけならお聞きしても良いですけど・・・なんて思っていたら！




　一体何の騒ぎです？


　ん？

　トリー？

　実験体？




　そのトリーさんが、研究材料を湖へポイっとやった？？　

　何の話ですか？これ。




　ああ。トリーの森の名になっているトリーさんて、マルニ様の助手の方だったんですねぇ。

　例のロボット的な？


　んで、何を思ったかそのトリーさんが実験材料を湖に放り込んでしまったので、それを釣れと。


　ははーん。要するに今度は釣りチュートリアル的な依頼って訳ですね（笑）




　ま。そういう事なら仕方ありません。

　トリーさんが捨てっちまった実験試料とやらを釣り上げてやろうじゃございませんか。


　資料って言う位ですから、本来網ですくうのが正解じゃない？




　とりあえず、指定の場所へと移動するドラカニアさん。

　釣り竿を用意して、いざフィッシング開始です。




　へっぽこさん含め、当家では久しぶりに釣りをした感じなんですけど・・・

　果たして上手く行くんでしょうか？


　ランドさんもただ湖面を見つめているだけじゃなく、一緒に釣りをして下されば良いのに。




　が。

　案外簡単に目標達成。


　ま、あくまで生産行為のチュートリアル的なやつだったって事ですね。




　んで、急いでマルニ様の所に戻ったんですけど・・・


　ん？

　この資料と引き換えに、知識が獲得出来たりするの？


　えー。

　そう言うのは先に言っておいてくださいよ・・・


　ま、確認してから釣りに出かけなかったわたくしが悪いんですけど。




　仕方がないので、再度釣り場に戻りしばらく釣りを続行。

　一応、資料と引き換えに入手出来る知識を一通り取得しておきました。


　ま。

　どれも大した知識じゃなかったんですけどね。

とにかく自慢がしたい科学者

　ジョルダインさんが持ち込んだベルセデスちゃんの毒牙に興味を示した天才科学者様。




　要するに、それをくれてやるから我々を実験体にするのはよせって話でございます。




　すると、こんな貴重な（？）品をゲットしてくる君らみたいな人間を実験体にするのは勿体ないと考えて頂けた様で。

　とりあえず、良かったですわよ。


　んで？

　何故かマルニ様の研究について話を聞いて行け？

　なんでさ？


　どう？とか言われても困るんですけどねぇ・・・




　ジョルダインさん的にもこの申し出はちょっと迷惑だったらしく。

　即座にお断り！っと。


　しかも、断っておきながら逆に質問をぶつけるというトリッキーな交渉に出ましたよ？




　ジョルダインさんが聞きたかったというのはズバリこれ。


　ベルセデスちゃんが冬の木の種を植える事を阻止できるか？


　彼奴等の冬山地方に対する浸食を止められるか？って話ですね。

　しかし・・・いくら天才科学者マルニ様でもそんな方法ご存じですかね・・・？




　知ってんのかよ（笑）


　ま、研究中だとはおっしゃってますけど、何せ天才様ですからね。

　もうすでに何か発見があったかもしれません。




　が・・・私の自慢を聞いてくれ！って・・・


　いやいや。

　ベルセデスちゃんの領土拡大を阻止出来る方法をお聞かせ頂くだけで結構なんですが。


　でも・・・なんかどうしても自慢したい感じですね・・・

　なんと面倒くさい人なんでしょう！




　マルニ様によるあまりの圧に押されてか、ランドさんは自慢を聞いてあげれば？的な態度です。

　若干、何言ってるのかわかりませんけども。




　そして、ジョルダインさんもマルニ様の圧に負けた様ですね。


　ま。

　一体、どんな自慢話が始まるのか少し気になりますしね。


　てか、マルニ様に何の質問をしたんでしたっけ？（笑）