魔女の復讐

　なんと！命を賭してまで愛を貫いた魔女エレテアさんをサクッと裏切り、女の敵ってか・・・、聞く者をもれなくドン引きさせるムーブをかましやがった謎の色男シルバーウィロウさん。




　てか、よく考えたら、7人の魔女を産みだしたのはラブレスカ最初の死だとかいう話でしたよね？

　そうなると、ラブレスカが生み出した魔女と恋に落ち、続いてラブレスカと恋に？


　・・・。

　魔女の元を辿れば、ラブレスカ。

　シルバーウィロウさん的に両者に同じ匂いでも感じたのかしら？


　だからと言って爺さん！

　奇妙な運命とか言ってる場合じゃないでしょう？


　にしても、あのラブレスカと恋に落ちるって、どういう・・・

　まさか、ラブレスカさんもドラカニアさん的な人間的な容姿に変身出来たりするんですか？

　そりゃもう、ビックリするくらいの人間で言う美人さんになれちゃったり？


　もし、そうでないのならば・・・

　あの恐ろしくも巨大なドラゴンと・・・人間が恋愛・・・

　どゆこと？（笑）



　巨大な身体を横たえ、身を休めるラブレスカと・・・

　その懐に抱かれる様に寝転がるシルバーウィロウ・・・


　「こうしていると、何より安心するんだ・・・特に君のザラザラとした鱗の感触が・・・」


　ないない。（笑）




　それはともかく、裏切られた魔女エレテアさんは・・・死を決意？！


　いやいやいやいや・・・

　せっかく命を長らえたのに・・・

　それもこれも、全てシルバーウィロウと共に生きる為だったと言われたら何も言えませんけど・・・


　でも当然・・・魔女は裏切られたままで黙ってはいなかったと。

　・・・。

　もう、サスペンスのかほりしかしませんねぇ・・・


　その後、裏切られた魔女エレテアは・・・




　へ？

　わめきちらした？

　そんだけ？


　「きーーーー！」


　ってな感じ？

　ヒステリーを起こしただけ？

　嘘でしょ？




　ちょいと爺さん！

　こりゃ明らかに喚き散らしたとは違うでしょうが。


　「強烈な呪いの言葉を残した」とか、そう表現すべき行動ですよ。


　つか、エレテアさん、怖っわ。




　人間と共に戦い、ドラゴンハンターとしての側面も持っていた魔女。

　その心臓に宿した力を持ってすれば、呪いを現実のものにするのは簡単だと・・・主張？


　主張しただけなんすか？

　なんか、これじゃ弱いっすよね・・・




　ああ、なんか条件があったんですね。

　心臓に蓄えられた力に耐えうる、それを入れる「器」が必要だったんですか。


　うーん。

　器って・・・なんでしょ？

　そのまま、壺とかそういう入れ物かしら？

　それとも・・・生きた人間・・・とか？




　で。

　憎悪に満ちた魔女エレテアの呪いの儀式を、またもや老人の先祖は目撃したんですね？

　へぇ。


　てか、そのご先祖様もドラゴンの巣窟に拉致されておきながら、結構無事に暮らして居た感じ？

　巣窟の何処かに、ずっと隠れ住んでいたのかしら？


　そもそも、貴方のご先祖様って・・・もしかしてドリガンでは有名な方だったりします？