砂漠の王国を目指して

彼女は、クシャ村で貿易品を買い付け、そのままこの砂漠の玄関口から大砂漠を横断していったのでしょうか?
目的地は、砂漠の果てにある王国バレンシア。
ただただ、金儲けの為に・・・

その砂粒バザールの一段高い所。

そこにアタラクシアさんのオーラが残されていました。
てことは?
アタラクシアさんはここで砂を採集していった・・・と。
この場から、これから向かう大砂漠を眺めていらっしゃったんでしょうか。

そしてまた聞こえてくる彼女の声。

見渡す限り砂ばかり。
そんな景色を目の当たりにした彼女は、それなら砂漠の国バレンシアにおいてクモの糸かせはさぞかし貴重な品になる筈だと確信した様です。
ただ、彼女が手にした商材が、熱に強く改良された布地かどうか。
それが心配ではありますが・・・
もっと言えば、砂漠に不慣れな彼女が、無事この大砂漠を横断して行けるのか。
それも心配です。

しかし、彼女の傍にはしくしくさんが居たんでした。
ああね。
幻想馬ディネは、砂漠地帯であろうとも爆走していけるという噂ですからね。
へっぽこさんはディネさんに乗った事が無いので詳しくわかりませんけど。
でもま、しくしくさんが一緒なら、無事砂漠を横断していけるでしょう。
へっぽこさんは・・・相変わらずラクダでバレンシアに向かうしかないですけど。
しっかし、バレンシアっすか。
アタラクシアさん・・・本当にバレンシアまで行ってしまったの?

