イチジクパイが好き

どう答えるべきかオロオロするへっぽこさんの様子を見て、やはり・・・と言ったご様子です。

しかし、幾らアタラクシアさんの未来が見えていたとは言え、彼女の未来は彼女が決めるもの。
自分には、強要する権利は無い。と、アタラクシアさんの生き方を尊重するようなお言葉を残す、ネラサビさんで御座いました。

なんというか・・・他人の未来が見えてしまう力を持っているというのも結構辛いものかもしれませんね・・・

すると・・・アタラクシアさんの死を確信した占星術師様。
急にこんな事を言い出します。
秘密を教えるので、イチジクパイを持ってこい?
イチジクパイなんて・・・何に使うのかしら?

てか、この旅館の名物として、イチジクパイを提供しているんじゃないんですか?
なのに、イチジクパイが必要?
なんだか良く分かりませんけど・・・ま、今は世界の優秀な料理人の方々が、取引所に自家製イチジクパイを出品してくださってますのでね。
お取り寄せするのは簡単ですけど・・・

あんたが食べたかっただけかい!(笑)
へっぽこさんが取り寄せたイチジクパイを前に、満足そうな表情を浮かべるネラサビさん。
わたくしは、その姿にしばし唖然とするしかありませんでした。

んで?
アタラクシアさんの秘密って・・・その後、彼女はアンカト内港から船で何処かへ行ったらしいよ?って話?!
・・・。
イチジクパイは単なる情報料でしたか。そうですか。
ネラサビさん・・・アタラクシアさんの話と共にイチジクパイを思い出して・・・
今、急に食べたくなっちゃっただけだったのね・・・

