おれは薬草師になる!
仕方がないので本物のオーガの血を調達して来てあげましょうかと奔走するへっぽこウォリアー。

ほら、これがオーガの血だよと見せてあげましたところ・・・
あら。意外と素直に知らなかった事を認めましたね。
でも、秘密にしておいてね!なんてとぼけた事を抜かしてますけど。

すると、急にしおらしくなってしまったランチニさん。
皆が話を聞いて嬉しかったそうですけど・・・大体そういうのって、本当の事か否か気づいている人の方が多いもんですよ。
だから、喜んでいるのは話している本人だけってパターンが往々にしてあるもんです。
そこんとこが分かっていればね。
盛った話なんてするだけバカバカしいと・・・気づけましたかね?

まぁ・・・冒険者に無理してなる必要はないですから。
怖いと思うならやめておけば良いだけです。

で?
薬草師だという御父上の後を継ぐ(?)気になったみたいですけど、肝心の御父上の居場所がわからない。と。

なので、街の人に聞いて来てくれって・・・なんで?
自分で聞きに行けばいいのに。
大体、息子が知らない父の居場所をほかの誰かが知っていますか?
・・・ああ、御父上は有名な薬草師さんなんですかね?
有名な人だから街の人は居場所を知っている。
でも、その息子はこんなだから、街の人に本人が聞きに行くってのはちょっと・・・。
そんな感じでしょうか?

ま、本当のところはどうかわかりませんけど、御父上の居場所を聞きに行く位ならと街の薬草商人さんの所へ。
薬草師の事なら薬草商人さんに聞けって事ですね。
するとあっさり、そのジジイならアクム岩山にいるそうだよ。という証言をゲット。

ランチニさんに薬草商人さんから聞いた話を伝えました。
すると彼は、こんなに信じてくれた人は初めてだなんて事を言ってます。
あら、あなた。人々が貴方の与太話を話半分で聞いていたって気づいていたんじゃありませんか。
なのに全く、しょうがないお人ですねぇ。

まあ、何かやる気が出たみたいですので、おかしな依頼に付き合ったほうもその甲斐があったってもんですよ。
別に御父上を超えたりだとか、有名な人になる必要はないと思いますけど。
がんばりゃ良いんです。

で、なんで?
何故へっぽこさんが、息子より先に御父上に会わなければいけないの?

悪いが吹き出しましたよ。
こんな息子を育て上げたジジイはどんなジジイだとか思ってましたけど、どうやら御父上は至ってまともな方のようで。


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