ミルの木遺跡のお話 その2

適正な実力を持つ冒険者仲間が集まれば、お金も経験値も効率よく得られる。
そう世に知られる様になってからは、それまでモンスターの楽園と化していたこの森でも、結構頻繁に冒険者の姿を見かけるようになりました。
しかし、
お金を稼ぎたいなら他に行ったほうが稼げますし、経験値だって(がっつり計測したことはありませんが)多分他のモンスターを相手にしたほうがより稼げると思います。
でも、知識ランクアップは図りたいし、称号も欲しい。
だったら頑張るしかないじゃない。と、コツコツ通い続けましたが、ミルの木勢にばかり感けているわけにも参りません。
そこで、その日のデイリー巡りなどの終わりに15分だけ余計に頑張ろうという感じで、15分間だけミルの木遺跡に立ち寄り戦闘。
そうした計画を実行していきました。
それも年中じゃありませんけれども。
余裕のある時、気の向いたときだけ。という何とも気長なミルの木攻略計画です。

そんな適当な攻略計画ですので、大抵の場合はなんの収穫もないまま帰る事になるのですが、偶には15分狩りの間にも知識ランクアップ出来たりして。
逆にじっくり時間をかけて狩りをしてもランクアップしないときにはしないものですから、こういう気長なやり方ってのもアリかもしれないですね。

さらに一度だけバルタラベルトが手に入った事もありました。
もちろん初ドロップ。

どの大物が落としてくれたのやら?と確認してみましたら、意外なことにベルトを落としたのは沸きまくるボラロくん。
ちっこいくせにベルト持ってたんですね。
どうせベルトなんて、ク〇硬いミル老木とかデカいやつしか持ってないんじゃないの~?なんて思っていましたが、意外な結果でした。

ですがベルトドロップなんていうラッキーはそれこそ奇跡的なケースでして。
通常は偶に起きる知識ランクアップだけがご褒美。
あとは淡々とした時間が流れます。
しかし、15分の頑張りも期間にして何か月も続ければ・・・

追い求めてきたミルの木遺跡最後の称号を手に入れるところまで辿り着けました。
だから青春だ。
一体何が青春なんだかさっぱり分かりませんけれども。
あと本当は、このミルの木遺跡の称号ゲットが記念すべき称号700個目になる予定・・・と勝手に計画していたのですが、まぁそんな上手くは行きませんで。
結局おさかな釣りの称号が700個目になっちまいました。

こうして、随分長いこと戦い続けてきたミルの木遺跡とも一応のおさらば。
めでたく卒業(?)となった感じでございます。
ま、今後また通う必要が生まれないとも限らないんですけれども、今のところへっぽこさんにとって美味しい現場ではありませんので積極的に通おうとは思いませんよ、と。
なので、ミルの木遺跡、これにて一時卒業です。

最終的に思ったほどの知識ランクアップが出来ませんでしたし、もうちょっと何とかしたかったなとか思いはするのですが、他にも攻略目標というべき場所が残っていますのでね。
ほら、あれですよ。ガイピンのラーシアってとこです。
あっちでは、まだ一つも称号を得られていませんからね。
おまけにあっちのほうがミルの木遺跡よりもっともっと、一人で行くにはお金も経験値も美味しくないというガチのパーティー会場ですから。
ま。でも、それも気長に。
いつか称号コンプリートしていけたらなと思いながら、出かけてみたいと思ってます。


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