北西にある未知の地

　さて再び、星の墓行きの旅。




　タンチナイスという民会は、一体どんな会なのか。

　それを調べに雑貨屋アルケムさんを訪ねたへっぽこウォリアーでありましたが、すんなり教えてくれません。




　知りたきゃお手伝いしな！ってね。


　すまないね。

　と付け加えれば、上から目線が緩和されるとでも思っているんでしょうか。




　ですが幸いなことに、お手伝いは水を汲んで精製水を作るという非常に簡単なもの。

　このくらいならへっぽこ錬金術師にもどうにかなります。




　とっととお手伝いを終わらせ、お話を伺おうとするへっぽこさんでしたが・・・


　これで何作るとおもうぅ？

　と、来やがりました。


　そんなん知りませんがな。




　仕方がないのでお話を聞いていますと、例の難民キャンプに蔓延する謎の病を治す薬を作るのだとか。

　ほほぅ。

　治療薬なんてあるんですね？




　尚も話を続けるアルケムさん。

　さらっとエリアン教を批判していらっしゃる様ですが・・・


　だから、我々タンチナイス民会が立ち上がったのだ！

　とでも言いたいんですかね？

　民会はそういう組織なんでしょうか。




　するとここで、やっと星の墓の話題が出ました。


　いや、まだ星の墓とは言ってませんけども。

　すでに現地を見学したことのある身としては、これはやっぱり星の墓の話ですよね。




　すると驚くことに、難民キャンプを襲う疫病は、そのカルフェオン北西部の未知の土地から来たものだと言うではありませんか。

　んん？確かなんですかね？その話は。




　でも～そこの人たちは病気になっていない。

　そこの人って言うのは、星の墓周辺の人々って事ですよね？

　確かにあの辺の人たちはピンピンしていましたけども。


　それがどういう意味か？ですか？

　・・・んー。




　え？

　既に治療薬がある！ってそういう話なんですか？


　でも、それってアルケムさんの推測なんじゃ・・・

　あの土地の人々が病気にならない理由が他にあるかもしれないじゃないですか・・・


　治療薬、本当にあるの？