兵士の間で流れる噂

　北西部前線基地の指揮官様から、港へ行けぃ！と言われたへっぽこウォリアー。


　まぁ、なんとなくですが、「お前の顔なぞ見たくもない」と、厄介払いされたような感じがします。




　前線基地から北の斜面を下り、問題の港へと到着したところで前線基地の補給港というエリア知識を獲得。

　なんていうか、そのまんまな名前の場所ですね。




　で。

　ここがその港です。


　なんだか非常ににぎやかしいですわね。

　お仕事も沢山。

　こりゃちょっと忙しくなりそうな感じがしますです。




　まずは、指揮官様に会いに行くようにと言われたロハンナさんにご挨拶。


　どうも、こんにちは。




　ロハンナさんは、既に港を目指し坂を下ってくるへっぽこさんの姿を確認していらしたようでして。

　そして、基地で何か悪いことでもしたのかと聞かれました。


　いや、まぁ・・・ちょっとだけしたと言えばした様な・・・ね。




　一体どんな悪いことをしたのか？と聞かれるのかと思いきや、そもそもここは流刑地みたいなもん・・・って。


　えぇ・・・。


　一度入ったら出られない的な？

　それはちょっと困りますけど。




　しかし、この港に関して言えば極普通の補給港なのだそうです。


　なぜなら、上の前線基地とは情報共有されていない、別の管轄。

　完全に物資のやり取りだけをする港みたいですね。




　ところで、指揮官様から、ロハンナさんに仕事を教わって来い！とか言われたんですけど。


　これって今考えると、秘密のある上の基地から、下にある普通の補給港に回されたって事？

　つまり、へっぽこさんは左遷させられちゃったという事なのかしら。


　ま、そんな事より世間話でもしないかですって？


　ええ、それは構いませんけど。

　何せ飛ばされちゃった（？）身ですから、暇はたっぷりありますので。




　で？一体何のお話かと思いきや怪談ですか。

　ちょっと時期は過ぎてしまいましたけど、面白そうですね。




　兵士たちの噂では・・・


　ブラックスター研究の為、人間をモンスターに・・・？！


　えぇ・・・。


　そういうのはあまり怪談とは言わない様な・・・。

　寒気がする様な話という意味では共通するものはありますが。


　人体実験ですか？？？


　えぇ・・・。