母子の受難

灰色疫病に侵されながらも、その身に新たな命を宿したディラアルさん。

まさしく命を賭して産んだその子もまた、恐ろしい病に・・・

洞窟に隠れ住んだ彼女は、そこで木彫りの人形を作る生活を始めたそうでございます。

愛する子供のために。
そして、行く先の見えぬ母子の未来の為に。
懸命に生きようとするディラアル母子の話を聞いて、唯々言葉を失うへっぽこなウォリアー。

ある日、エリアン教司祭が灰色疫病罹患者を治療する様子を目撃したという彼女。

それはもう、藁をもすがる思いでエリアン教徒の元へと向かったそうでございます。
しかし、治療の対価に求められたのは、その身の犠牲。
儀式の供物となるべく、モンスターになることを強要された!
ああ・・・
なんと酷い話なのでしょう。

こうして彼女は現在の姿に・・・
灰色疫病に罹るとやがてはモンスター化してしまうのかとも思っていましたが、どうやらそれは全くの別。
彼女は、何者かが抱く、謎の野望の犠牲者だったのですね・・・
ええ、ええ。おかしいですよ。
カルフェオンの為だか何だか知りませんが、病気に苦しむ人間をモンスター化してお供え物にしようだなんて。
到底人間の考える事とは思えません。
どこのどいつですか。そんな人外外道なことを思いつき実行したキ〇ガイ坊主は。
まあ、そいつも手先に過ぎず、その背後に黒幕的なあほうがいるんでしょうけれども。

いやいや、まだ完全に希望は失われたと決まった訳ではありません。
モンスター化したその姿も、元に戻す方法がないとも限りませんので。
置いてきてしまったお子さんの事も心配ですよね。
今や病気も良くなり、どこかで母を探しているのかもしれませんし。

どちらにせよあまり時間の猶予はなさそうです。
急いでまた次の冒険へと旅立つへっぽこさん。
まずは、前線基地や農場で行方の知れないディラアルさんのお子さんの情報を集めねばなりません。
それに前線基地で起きた事故の話?
若干フライング気味の情報ですが、なんか事故があったんでしょうね。
それについても調べなければならないようです。

そういえば、貴方。
話が通じそうだと言いながら一切通じないあなたですよ。
あなたもやっぱり、ディラアルさんと同じ儀式の為の犠牲者なんでしょうか?
それとも・・・シャドウナイトメルドルさんのご兄弟??
どちらにせよ、この方は記憶が完全に奪われてしまった状態にあるんでしょうか。
ディラアルさんもやがてはこの誰かの様に・・・
急がねば。


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