箱は担いで運ぶ物！

　あくる日。

　薬品運搬に必要な箱の材料として角材を調達してきたへっぽこウォリアー。

　前線基地補給港のロハンナさんへと資材をお届け致します。




　それにしても、夜の夜中に角材を担いでくる戦士ってどうなんでしょう？

　それとも、1ｍくらいの角材を五本小脇に抱えてっていう感じでしょうか？


　どちらにせよ不審者でしかない感じがしますです。




　ま、見た目は非常に悪いですが、一所懸命持ってきた甲斐がありました。

　無事に依頼は完了。




　すると、少々お時間頂けますか？とおっしゃるロハンナさん。


　ん？

　なんかご褒美でも頂けるんすか？




　ああね。

　ついでに出来上がった箱の配達も頼むよってですか。





　今度は箱を小脇に抱える戦士ですか。

　てか、その箱って大きさどのくらいですかね？

　あまりにデカい箱なら、二人がかりとかになると思うんですが。




　しかも、配達先はブレーリン農場・・・。

　これね。大物ですし、結構配送料かさむと思うんですけどねぇ。


　いやいや、今回は無料サービスでやらせてもらいますけどね。


　それより、こういう面倒なお仕事を得意とする別の業者を知っているんですけど。

　ジョレルさんて言うんですけどね。

　とにかく、この地域でお仕事を探しまくっちゃっているという何でも屋さんみたいな人なんですけど。


　うるさいこと言ってないでとっとと運べって？

　はいはい。行ってきますですよ。
　



　ま、なんやかんや言っておりますが、ちゃちゃっと馬で移動すれば早いもんです。

　例のエリアン教会みたいな所にいらっしゃった司祭さまへと箱をお届け。


　・・・。

　ん？

　反応なし？


　あれ？おかしいですねぇ・・・　


　何か注意事項でも聞きそびれましたかね？と再度ロハンナさんの所へと戻ってみますと・・・




　箱って、これかい！


　つまり、こうした箱が足元に転がっているということは・・・




　徒歩なんですねぇ・・・


　箱を担いでブレーリン農場まで？

　いやいや、結構な距離があるんですけど。


　ちょっと、だれか上の基地らへんにいるジョレルって人呼んできて貰えませんかね？

　彼ならムキになって喜んで運搬作業に従事してくれると思うんですけど。