カヤルの腹心

しっかし、本来ならばこの方が次期バレンシア王になる人物だったとはねぇ・・・
とにかく、お届け物をして来ましたよ。って事と、姫様とはお会い出来ませんでしたって話をご報告。
ま、あんなところに姫様が直々に出てこられたとしても、何も聞かされてない影武者は唯々びっくりしてしまうところでしたが。

すると、察しの良いカヤルさんは報告を聞かなくとも分かるとおっしゃいました。
何となくこの辺は、王族たる者の聡明さを感じさせますわね。

仕事を通じてへっぽこの影に正体を明かした形になったカヤルさんは、「俺、おかしいか?」なんておっしゃいます。
いや・・・おかしいかどうかなんてね。
何故王子様が悪党の首領になっているのか、詳しい部分を全く教えてくれませんのでね。
何とも言えませんですよ。
私もお前と同じ人間だって?
いや、人間かもしれませんけど、貴方様は今や悪党ですけど。
あ。
へっぽこの影も今や悪党か。
じゃ、そういう意味でもおんなじだったですわね。

そして、バレンシアを征服したいなどとおっしゃってますが・・・
本当なら征服なんてしなくても、何時かは自然と貴方が王様になったんじゃないんですかね?
それなのに全く、貴方というお人は何をしでかしたんだか。
投獄されたって事は、その時王位継承権もはく奪されちゃった感じなんですかね?
王様にごめんなさいすればいいのに。

それより、狩りにでも行こう?
なに正体が知れた途端、狩りは王族の嗜み的な部分をアピールしてきますかね?
でもね、カヤルさん。
古来より、王族の方がそういうイベントを開催すると、大抵ろくでもない陰謀や何かにさらされたりするもんなのですよ。
ムイクンの街で大人しくしていた方が良いと思います。

それでも、あら。やる気なのね。
と言っても、特にこれが次の依頼という訳でも無く。
単なる世間話みたいなものでした。

という訳で、依頼完了と共にカヤルの腹心という称号を獲得。
一応ムイクン関連の依頼は全て終わった様です。
・・・それにしても腹心て。
完全に悪党の配下になっちゃってる感じなのがちょっと気になりますが。

こうしてへっぽこウォリアーの影武者による悪党ストーリーが終わりを告げました。
今後、この街に来ることももう無いでしょう。
そう思うとなんだか少し寂しい気も致します。
さて、あと残る問題は、この影武者の禊です。
どこかで必死に狩りをして真人間に戻らなくてはなりません。
性向値を0まで戻すのにどれだけかかる事やら。
それでは、さらばムイクン。
さらば、カヤル王子。
戦争を通じてなどではなく、平和裏に御父上と仲直りできる日が来ると良いですね・・・


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