クログダルと3人の子

　どうやらガネル達よりも精霊さん達の肩を持つ精霊研究家ボルゴさん。




　続いて、カーマスリビアから消えた精霊、幻想馬クログダルについてお話下さいました。


　クログダルには3人(？)のお子が居たそうでして。

　これってあれですか？アドゥアナートにディネにドゥーム？




　ああ、やっぱり。

　今じゃこの世界でも良く見かける幻想馬って元々はクログダルのお子さんだったんですね？


　実際に冒険者の乗っている幻想馬達はちょっと違った存在とかなのかもしれませんけれども。


　で？

　ドゥームはちょっと可哀そうな奴だ？

　え？へっぽこさんの愛馬を捕まえて可哀そうだとはどういう事ですかね？




　ああ・・・。

　確かに家のドゥームさんもそうなんですが、その辺の野生動物とか意図せずひき殺したり（燃やし殺したり？）してるんですよねぇ・・・

　どこぞの異世界で世間を騒がせている煽り運転なんてものが可愛く思える程の当たり屋運転ですからねぇ・・・


　んで？誰とも一緒になれなかったってのは、お嫁さんが見つからなかったって話でしょうか？

　嫁さんになる馬（？）も燃やされたらたまったもんじゃありませんからね。　

　そう考えるとちょっと可哀そうな感じもしてきますけど・・・




　ま、今は燃えないへっぽこウォリアーが傍にいますのでね。

　多少は寂しさも紛れたんじゃないかと思いますけど。




　しかし、世の中には悪い野郎も居るもので。

　そんなドゥームの寂しさにつけ込む不届きな蛇が現れたそうでございます。


　しかも、その蛇からは暗黒の精霊的な悪臭がしたそうな。


　それって暗黒の精霊じゃないっすか。


　ドゥームにげてー！




　ああ・・・

　そそのかされちゃったのね。


　そして、この世界を去ったドゥームの後を追うように、ディネもアドゥアナートもどこかへ行ってしまい、最後にはクログダルさえも居なくなってしまったんだそうです。




　そして残されたのはクログダルの足跡。

　ああね。

　実はへっぽこさん、随分前に見たことありますよ。

　なんか光ってるやつね。


　近づくと森の歌がきこえますよ！とかって言いながら・・・今は聞こえないって・・・

　それってダメじゃん。