残ったパズルのピースを探して

　カルフェオンとカーマスリビア両国同盟の裏には何かがある。




　徐々に明らかになってきたそんな疑惑に食いつきまくりの闇精霊ちゃんでございます。


　これまで聞いた情報を元に素直に考えれば、そこに何らかの策略があったのではないかと簡単に想像出来るものなんですが・・・

　それより問題は、誰がその絵図を描いたのか？って事なんじゃないんですかね？


　闇精霊ちゃん的には、その一人は完全にブロリナ女王って事になっているみたいですけど。


　・・・本当にあのお方が首謀者。

　悪辣なカラス？なのかしら。




　しかし、今回の闇精霊ちゃんは何時になく冷静です。


　そうそう、その通り。

　情報ソースは労働者の噂話が主でもありますし、全てを決めつけてしまうのはまだ早い段階なのでございます。


　どうしたんですかね？闇精霊ちゃん。

　珍しくキレのあるご意見ですわよ。




　ですが、とりあえず話の通りだとするとブロリナ女王に大きな利があったというのは明確です。

　では、カルフェオンには？


　ふむ。

　犠牲を払ってでも手に入れたい程、それ以上に何か利点がありましたかね？




　そして、まだまだ良くわからない謎情報も多々出てきたのも確かです。

　これについてもさらに情報を集めなくてはなりません。


　でも、どうやって？




　酒場？


　ああ、議員さんたちが集まるあの小屋の事？

　新たな情報を掴んだ上でもう一度議員さんたちに掛け合い、さらに情報を引き出そうって事ですかね？　


　ま、そろそろ休憩時間も終わった感じですし、とりあえず議員さんたちの所へと戻ってみましょうか。




　それにしても報酬にあるこの手紙みたいな物は何ですかね？


　ま、行ってみりゃわかります。




　てことで、再び議員達の集うあの小屋へ。


　頂いたビールを飲む機会は闇精霊ちゃんのせいで失ってしまいましたけど、一応休憩はしてきましたよ。


　んで？

　親書？

　ああ、あのお手紙は女王様への親書だったんですね。




　てことは、カルフェオンとして何らかの結論が出たという事ですね。


　カルフェオンの議員と将軍達は、一体どんな結論を導き出したのでしょう・・・？