寄り道のツケ

しかし、再開を喜ぶ雰囲気ではなく。
お前一体、誰の許可を得てカーマスリビア領内をフラフラとうろついているんだ?
なんて咎められてしまいました。
正直、無許可ですけど・・・
いやね。
オフィリアさんには何言ってるんだか理解出来ないかもしれませんけど、本当は以前から慣れ親しんだ土地なんですよねぇ・・・この辺りは。
ですから、いつもの調子でフラフラとね。

しかし、ここで返答に困るへっぽこさんを見かねたアンベリフ様が助けに入って下さいます。

しかも、ただフラフラしていたのではなく、カーマスリビアにとって重要な発見をしたんです!とまでおっしゃって頂きました。
てか、
もう石板の一件がアンベリフ様の耳にも入っているみたいです。

ですが、オフィリアさんの勢いは止まりません。
アヒブを捕まえて虫呼ばわりとは・・・。
そんな虫けらの味方に付いたナクの言い分など知らねーよ!ですって。

しまいには、カルフェオン使節だろうがこれ以上勝手に振る舞うのならば、制裁もありうるとまで・・・
これって、予想以上にかなりおこな感じでいらっしゃいますかね?

それでも尚、どうにかへっぽこ使節の肩を持ってくれようとするアンベリフ様でしたが・・・

ダメです。
オフィリアさん、止まりません。
あいやー。
今やナバン草原も立ち入り禁止?

最終的には、勝手にあちこちフラフラしやがる貴様(カルフェオン)は一体何を企んでいるんだ?とまで言われてしまいました。
・・・。
いや・・・ぶっちゃけカルフェオンは何か企んでいるんですけど・・・ここまでの寄り道はへっぽこさん個人の事情と申しましょうか。
カルフェオンの事は知ったこっちゃないスタンスでの行動なんですよねぇ・・・
でも、お前はカルフェオンの使節だろ?
そう言われてしまえば、アレなんですけど・・・

そんな感じで、極限まで雰囲気の悪くなったところで、遂に聖人がキレました。
これ以上、へっぽこ使節に無礼を働くのは許さん!とね。
使節に帰れというなら、お前が帰れとまで。
いやいや・・・なんか、すいませんねぇ。
私が勝手にフラフラとしたばかりに。
でもね。
フラフラした原因の多くは闇精霊ちゃんにあると思うんですよ。
だから、強制送還するなら闇精霊ちゃんを・・・

とりあえずは、アンベリフ様のご厚意で、首都グラナへと案内して頂ける事になりました。
ま、これで親書配達任務は何とかなりそうですけど、これ以上勝手にフラフラはし辛くなりましたね。


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