老人の居ない国
まあ、それもこれも、その過程で知ることになったキャサリン姫の歩んだ道のりが衝撃的過ぎるものだったからなのかもしれませんけれども。
しかし、このお仕事はまだもう少し続きます。
なんてったってこの人が出てきちゃったものですから。

出て来るや否や、女王ディスりですか。
君もほんと成長しませんねぇ。

まあ、オレたちは?
いやいや、国賓として扱われる人はへっぽこさんであってね。
何、しれっと自分もその枠に入ろうとしてるんですか。
ああ。
文章の順番がおかしいんですね。
国賓として~
俺たちは~
気にすることはない。
こういう順番にすれば・・・
へっぽこさんは国賓として扱ってもらえるみたいだし、
(女王がカルフェオンへの援軍要請を勝手にひっこめたとしても)
俺たちは、気にすることないか!
そうそう、気にすることないんです。

なにが。
普段よりも君の顔が真っ黒な事ですか?
それは単に光の加減なだけですよ。

ではなくて・・・
んん?
この森ってか、この国で。って事ですよね?
そう言われてみれば・・・確かにカーマスリビアでお年寄りの姿って見ないですわね?

ああ、そうですよ。
ルトラゴン長老だけ御歳を召した感じでしたね!
でも・・・長老様って本当は異世界から来た方なんでございましょう?
そうなると、純粋なカーマスリビア人(?)のお年寄りって見たことないですよねぇ・・・?
うーん。
どうしてなんでしょう?

おい。おーい!
なんか凄い疑問を急にぶっこんで来たと思えば、その話はもう無しかい。
ここにはもう面白い事がなさそう。って、今のお年寄りが何故いないのか?って話が十分に面白そうな話題でしょうが。

で。そんなへっぽこさんの意見などもう聞いてないのね。
はいはい。
何時ものことです。
んで?
トレント村?
ああ・・・カルフェオンの議員さんね。
まだ村でへっぽこさんの帰りを待っていらっしゃるのかしら?

特別、
ま、一応。
親書配達業務の完了報告には行かないといけないんですかね?


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