造反有理
そう繰り返すセペル派司令官アリエン様。

しかし、セペル派の主張全てが納得できる話ばかりな訳がございません。
そりゃ、女王に逆らう以上そこに理由があるのは当たり前でしょうが、それらに合理性はあるか?真実は?正義はあるのか?というのが問題な訳です。
そこで出てきた話が・・・いばらの密室。
いばらの密室事件?
アヒブ界隈では有名な事件なんですかねぇ?
これについてもさらにお聞きしなければなりますまい。

そして出てきた証言が・・・
カーマスリブを燃やせと言ったオーディリタの先代、ジョシュア・オウダー様の意向に従わず、囚われの身だったブロリナ姫を逃がした・・・

そんな不届きな野郎は誰かと言えば、当然現女王ウィオレンティア・オウダー様だと。
そして、ジョシュア様の意向に従わない事でハドゥムの浸食を招いているのは、ウィオレンティア女王そのものだと。
・・・。
言いたいことは何となくわかりましたけど・・・証拠は?
囚われのブロリナ姫逃亡を手引きした人物がいるという話は聞いた事がありますが、それがウィオレンティア女王だという確証はあるんですかね?
そもそも、ジョシュア様の見解が正しくて、カーマスリブの光こそがハドゥムを呼び寄せているって説も本当なんすか?
何せそれ系の証言者って、セペル派の方かもしくはあのメルドル殿(笑)とかそういった方々ばかりなのでね?
ちょっと胡散臭い話に聞こえてしまうんですよねぇ・・・。

ですが、アリエン様の中で、この話は揺るがない真実である様です。
ここに来て、急にトーク力が激よわになってしまわれたのでびっくりしちゃいますが、要するにウィオレンティア女王が招いたこの世の危機に対し、大きな犠牲を払いながら闇と戦おうとしている我々は一体なんなのかと。

堕落というリスクを負いながら、ただ力を求める狂人に見えるのか?とへっぽこなウォリアーに問いかけます。
いやぁ・・・そりゃそんな滅茶苦茶な事を望んでする方はいらっしゃらないとは思いますけどねぇ。
でもほら。
世の中には、ある事象を強烈に妄信したが故に、普通の人が信じられない様な行動をとってしまう団体とかあるじゃないですか。
一応、反逆の理由は何となくわかりましたけど、へっぽこさんが問題視しているのは、本当の答えはどれなのか?って部分でしてねぇ・・・

セペル派こそが正義だ!とおっしゃるアリエン様のご意見はわかりましたけど・・・
犠牲を厭わず、この世を救わんとする我々こそ英雄だ!とか。
自分で言っちゃますか?

もちろん、周りから悪者扱いされても、この世を救おうというそのお考えは立派ですよ?

しかし、目的完遂の為には手段を選ばないってのもね・・・
で?
え?
急に話をぶっこまれてびっくりしましたが、まもなく堕落した姉妹達もセペル派に加わる・・・?
これってどういう・・・

さらには、この地の最終兵器(?)もセペル派に加わった?
その力を使い、ハドゥムを呼び寄せた犯人である、ウィオレンティア女王とブロリナ女王を失脚させ、セペルとアイネルの世にする・・・
ああ・・・ブロリナ様を女王と認めないモンジュール・アイネルさんがセペル派に加担しているのもこういうカラクリですか。

んで。
どうする?
んな事言われましてもねぇ・・・
だからぁ・・・誰が唱える説が正解なのか、誰一人確固たる根拠を示してくれないじゃないですか。
それでどっちの味方になる?とか言われても困りますって。
ところでいばらの密室事件って結局何?
ブロリナ姫をウォレンティア・オウダー女王が逃がしたって話のことかしら?

