母の思い

結局、少年の所在は全く分からないままですが、彼が残した貝手紙を依頼主である母君にお届けする影武者さん。

これまでの調査過程を報告すると共に、母君に貝手紙を託しました。

実は、兄少年も行方不明になっていたというのは、調査の途中知りましたが・・・
これは最初に教えて頂きたかった情報ですよねぇ。

兄に続いて弟も行方不明となれば、さぞかし心を痛める毎日だった事でしょう。

兄の事故があった後ですから、彼女は弟の夢に対し否定的になってしまったそうなのですが。
それはきっと仕方のない事だと思いますよ。

それでも、夢をあきらめなかった弟少年・・・
まぁ・・・世界旅行に加えて不明の兄を探すという目的も追加されてしまった訳ですから、これも仕方ない決断だったのかもしれません。

その結果、子供の夢を応援出来ない自分を責める事となってしまった母君。
いやぁ・・・でもこれはね。
彼女の気持ちもわかりますし、弟少年の思いもわかりますのでね。

最終的には、子供の意思を尊重し、無事の帰りを信じて待つ事を選択したと。
いやいや。
まさしく、母は強しと言った感じでございます。
立派な母君ですわね。
いまだ弟少年の安否は不明なままですが、一応これで不明少年捜索の依頼は完了。
陰ながらわたくしも、弟少年の無事を祈りたいと思います。

そうそう。
貝手紙の最後に記されていた暗号のような文章ですが。
それはきっと
「家族のみんな大好きプ!」
だったはず?
はず?
結局、かーちゃん、あんたも読めないのかい!
でもま、家族思いの弟少年の事ですから、きっとそのような感じの事が書いてあったんでしょうね。
その思いを暗号化して隠す必要があったのかはわかりませんけども。

