怒りのジョルダイン（2回目）

　炭工房現管理者であるジャン・ルイスさんをはじめとする、厄介な労働者連中に絡まれているゴブリンさん。

　彼はなんでも、ジョルダインさんの所で働いていた事もあるゴブリンさんらしいのですが・・・




　ああね。

　やっぱ、この胸糞悪い光景を見ていらっしゃいましたよね？


　そういえば、ジャン・ルイスさんの事を前からご存じの様子でしたが・・・

　だからこそ彼に会うのを躊躇してた感じでしたよね？


　ま、しかし状況が状況だけにそんな事言っていられなくなったんでしょう。




　しかも、お怒りの様ですよ？


　かつてジョルダインさんの所にお勤めだったというゴブリンさんが絡まれているのを見て、気分を害してしまったんでしょうね。


　なーんて思っていたら。




　あら。

　やっちゃった。


　あちゃー。ジョルダインさんたら、相変わらず手がお早い。


　でもま。

　先ほどまでの光景を見ていた限り、悪いのはジャン・ルイスさん達の方ですからね。

　今回ばかりは、あまりジョルダインさんを責める気にはなれません。




　それだけでは気の収まらないジョルダインさんは、地面に転がるジャン・ルイスさんを尚も口撃します。


　あらら。相当お怒りっすね・・・




　詳しい経緯は分かりませんが、ジャン・ルイスさんは元セレンディアの人間で、家族を売ってカルフェオンに寝返った人？？


　・・・。


　もし過去にそんな事があったとするのならば、そりゃ、ジョルダインさんがお怒りになる訳ですよ。

　ま、命までは取られなくて良かったと思った方が良いレベルかもしれません。




　と。

　またもやジョルダインさんによってひと悶着起きてしまったんですが・・・この人は喜んでます。


　ああね。

　工房管理者がぶっ倒されたおかげで、自由に火釜が使えるよ！ってね。


　ついでに、歴史は勉強しなかったけど、火釜の扱いなら任せろ！とおっしゃるランドさん。




　「ついに、我が輩の出番がキターーー！」

　とか一人盛り上がっていらっしゃますが・・・


　・・・本当に大丈夫？