300年物のかをり
これで、彼らの魂は根源の炎とやらに向かい、そして復活を遂げるという話でしたが・・・

で?
どうすんの?
復活を目指す雪獣人の魂を追いかけるの?
と言っても、わたくし魂なんて見えないんですけど。
とりあえず、移動っすか?

あまり事態の飲み込めぬまま、高い峠警備警戒所という場所を目指したドラカニアさん。
ここは・・・この間訪れた吹雪警戒所と違って、結構こじんまりした警戒所ですわね。

で。
こじんまりした警戒所でお会いしたのが、拠点管理人のヒックスさん。
どうやら、地元の獣人族の方です。
彼女はここから、何かを監視していたみたいですが・・・見失ってしまったそうな。
我々も?
いや、わたくしは最初から何も見えてませんけども?
あなたは、何を観察なさってたの?

ああ・・・どうやら彼女が見ていたものは、ドラカニアさんがぶったおした雪獣人の魂。
彼らの魂が予言の道に入っていくのを観察していたそうな。
へぇ。
魂が見えちゃうなんて凄いっすね。
わたくしには、一切見えませんでしたけど。

ここで、颯爽と(笑)登場するジョルダインさん。

この場へ来た理由を話始めました。
ここへ来たのはランドさんの為?
さらには、まだ生きているかもしれないカーンに配慮した等と証言しています。
へぇ。
行方不明のカーンの事なぞ知らんってな感じで、何も考えず猛進していた様に見えていましたが、ジョルダインさんなりにちゃんと考えていらっしゃったんですねぇ。
わたくしも今初めて知りましたよ。

すると、あれ?
一瞬、拠点管理人のゲルミナさん付いてきちゃったの?
とか思ったんですが。
この方、イーリチという別の方らしいです。

何故ここでバヒトラムの方が現れたのかと言えば、我々の調査に協力してくれる為みたいです。
この子の力を借りて・・・雪獣人のボスであるプローキ村長を探そう!と。
今度はそういう作戦ですか。
で?
このかわいらしいピピちゃんに、300年物の足の臭いを追わせるの?
そんな危険な臭気にさらされて、ピピちゃん大丈夫?

さて、こんなやり取りを見ていた管理人ヒックスさんから、気になる話が寄せられました。
予言の道を塞いでいるという謎の壁は、プローキ村長が建てたものなのではないか?

何故彼女がそう推測するかというと、森の何処を見ても村長の姿が見つからなかったからだそうです。

となると、村長が居そうな場所として残っているのは、あの洞窟のみ。
ヒックスさん的な考えをまとめると・・・
プローキ村長は、予言の道に壁を建て、そして洞窟に閉じこもり、助けを待っている???
んん?
助けを待っているって・・・どういう事?
カーンが行方不明になって・・・その後村を襲撃した雪獣人。
その時まさか・・・雪獣人の中でクーデターでも起きていた?!とか?。

あくまでこれは、ヒックスさんの一考察に過ぎませんが、イーリチさんはこれに一理あるとおっしゃってます。
そして、この説が正解ならば、きっとピピちゃんに気付き、なんらかの接触を図ってくるのではないか?と。
・・・。
ピピちゃん。凄い大役を任されちゃいましたねぇ・・・


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