クザカへの願い

　バヒトラムの間で語り継がれる古代オルゼカの記憶。




　それらを記した膨大な量の記録が残っているとあらば・・・

　この先の冒険を円滑に進める上でも、一度はチェックしておかなければなりますまい。




　とりあえず、手近な記録を開いてみましたところ、どうやらそれはクザカに対してお願いをする人物（？）のお話しでした。


　クザカに対してお願いしているのは・・・シルバーウィロウ？


　ああ・・・前にラフィーさんがちょろっとその方の話をしていましたね。




　とにかく、何かお願いがあってクザカの前に出た彼？彼女？




　魔女との禁じられた愛・・・という事は男性なのかな？

　ま。同性愛という可能性も捨てきれませんが。


　そのシルバーウィロウさんは、魔女にかけられた呪いを解きたくて、クザカにお願いにやってきたと。




　それに対してクザカはというと、願いを叶えてやる代わりにイニックスを持ってこいと要求。


　確か、クザカ自体はイニックスの炎に焼かれたとかって話でしたよね・・・？


　てことは、イニックスの持つヤベー力を恐れて、事前にどうにかしちゃいたかったんですかね？

　それか、自分はイニックスの強大な力でさえ制御出来るとでも考え、さらなる力を得る為に持って来いと要求したのかしら？

　その辺、良く分かりませんけれども。


　んで。

　10119番目だとかいう願いの話はここでおしまい。

　なんだか尻切れトンボな記録ですわね。




　ですが、資料は読み切れない位まだまだ沢山あります。


　次は・・・13000番目の願い？


　なにこれ？クザカが請け負ったお願いが一個一個記録されてるってこと？

　クザカって13000件以上も人々（古代オルゼカ人？）のお願いを聞いていたの？


　なんなの？便利屋なの？




　で。

　またシルバーウィロウさん？！


　あれ？

　シルバーウィロウって個人名じゃないのかしら。

　クザカを信奉する信者をそう呼んでいたって感じ？




　と、不思議そうな顔をしながら資料をめくるドラカニアさんに、イーリチさんが補足説明を入れて下さいました。


　ああね。

　一人じゃない・・・という事は、何か特定の複数の人々に対し、シルバーウィロウと呼んでいたって感じですかね？




　そんな感じで、願いを聞く教祖（笑）クザカとシルバーウィロウ達（？）。

　願いの対価はイニックス・・・


　そうこうしているうちにオルゼカは滅び・・・

　伝説のバヒトラム、バヒット・ラ・ルコナ様は新たな目を開かれた？？


　ん？

　目を開かれた？


　・・・。


　クザカ信奉から脱し・・・

　新たな道を見つけたって意味なのか・・・な？