裏切りのジョルダイン

　魔女の試練に挑む者チーム3人の内、誰か一人を生贄に捧げろなどと、とんでもない事を言い始めた太古の混沌さん。




　ま、そんなふざけた要求に答える馬〇は居ないという事で・・・


　ん？




　てか、ジョルダインさん。

　なんでこのタイミングでひっくり返ったランドさんを見ているの？




　仕方がない・・・て。

　何がさ？




　まさか・・・あんた・・・




　・・・。




　呆れただなんて。

　そりゃこっちのセリフですわ。




　ああね。

　多少真人間に戻ったと感じた部分もありましたけど、結局貴方は今だベルモルンの呪縛から逃れられていない人なのね？


　にしても、わたしの人生を台無しにしただなんて人聞きの悪い。

　そりゃ、貴方の心のセキュリティが甘かったせいでございましょう？

　そんなだから、ベルモルンなんちゅうア〇たれに付け込まれたんじゃないですか。




　烙印が消せれば、全てリセットされるのか？

　ですって？


　そんなん知りませんがな。

　少なくとも貴方は、それを目指して旅を続けてきたのでございましょう？




　てか。

　なーんか、ずーっと一人でしゃべってますわね。


　ええ、ええ。

　今さら聞く耳は持たないってですか。

　誰より貴方が頑固者だってのは、わたくしも良く存じておりますよ。




　ん？


　試練の生贄とか言ってますけど・・・

　なんやかんや、生贄にされそうなのはランドさんではなく、わたくし？！


　おーおー、上等じゃないっすか。

　こうなりゃ、また以前の様にコテンパンにしてさしあげますよ！