有鱗類
それを探す為にも伝承依頼へと旅立ったドラカニアさん。

タリフ村を訪れていたドラゴン研究家レオンさんにお会いし、色々と話をお伺いしますが・・・
再度、はっきりとドラカニアさんはドラゴンだなんておっしゃってますね。
さらには、ブラックドラゴン、マクタナンの瞳から生まれただなんて事まで・・・
これって、比喩的な表現すか?
それとも、そのままの意味?

そんなドラカニアさんは、稲妻で大地を焼き尽くし・・・
いやいやいやいや。
わたくし、そんなハードコアな活動をしていた覚えありませんけど。
・・・記憶を無くす前はそうだったの?
・・・。

しかし、ドラゴンの楽園を取り戻そうとするドラカニアさんの前に立ちふさがったのが、ドリガンの英雄シェレカン様!
この時シェレカン様達に、ドラカニアさんの姉妹たちが退治されちゃったとかって話でしたよね?
そして、ドラゴンの血を浴びたシェレカン様は、驚きのパワーを手に入れる事になったとかなんとか。
てか・・・これって相当昔の話だと思うんですけど、この時からわたくしはこの世で活動していたの?
一体わたくし、何歳なんでしょう・・・
ドラゴンなんだから長生きは当たり前とか・・・そういう話なんでしょうか?

とは言え、これらの話はドリガンに伝わる伝承。
真偽の程は定かではないとおっしゃるレオンさんでございますが。
まあ、ブラックドラゴン、マクタナンに直接聞いた話やら、色々見聞きした伝承やらとちゃんと話が繋がっているのは偶然に思えないんですよねぇ。

それでも、ドラカニアさん自身、一体何者なのかという事についてはまだはっきりしません。
さらにお話を聞かねば。

すると今度はラブレスカさんの話ですか。
ドラゴン狩りのドラゴンと呼ばれると共に、ゴールドドラゴンなんて呼ばれるラブレスカですが、お宝の山を手に入れた結果そう呼ばれる様になったんですかね?
体色が金色だからそう呼ばれていたのかと思いましたけど、違うのかしら。

ラブレスカが死んだ後も、お宝の山に(?)身を隠し、どうにか生き延びたのがドラカニアさん。
やっぱりここでも、はっきりドラゴンという言い方されてますわね。
わたくし本人に、ドラゴンの自覚は無いんですけど。

生き延びたドラカニアさんは、自身のうろこから、シャードと呼ばれる合口をつくり・・・
へぇ。
シャードってのは、自作の合口の事だったんですか。
それは、今何処にあるのやら?
てか、わたくし・・・鱗あんの?
ええ?
それじゃもう・・・人の姿かたちはしていても、やっぱりガチドラゴンじゃん。

てか、レオンさんのおっしゃる通りなんですよ。
記憶が無いんです。
なので、あんたはドラゴンだとか、シャードだとかの話を聞かされても、一体何の話なんだかさっぱりなんです。
・・・。
どうしましょう?

